藪中斎 剣仲紹智
■人物像
藪内流一世の紹智は遠祖藪宗把(やぶ そうは)の養嗣で藪中斎剣仲と号した。
茶を養父に学び、ついで武野紹鴎(たけのじょうおう)に師事して、
師より紹の 一字を貰って紹智を名乗った。
利休とは同門、相弟子となる。天正7年(1579)、
利休の勧めもあって剣仲は大徳寺の春屋和尚に参禅のため上洛し、
大徳寺 に近い洛北紫竹村に居を定めた。
そして天正9年には利休より茶室雲脚を贈られている。
剣仲の道号は文禄4年彼が61歳の折、春屋より賜ったものである。
剣 仲の妻は織部(おりべ)の妹であり、その媒酌人が利休である。
宗把や紹鴎を介して結ばれた利休と剣仲の間にはこのように強い親愛の情があった。