玄々斎 精中宗室について
■人物像
裏千家11代玄々斎宗室は三河国奥殿藩4代藩主・松平縫殿頭乗友の子として生まれ、
裏千家10代認得斎宗室の婿養子となる。
10歳で裏千家に迎えられ、成人して認得斎宗室の長女・てる子と結婚する。
1839(天保10)年から1840(天保11)年に亘って、利休二百五十年忌の茶会を催す。
これを機に表門や玄関を始め、咄々斎、大炉の間、抛筌斎、精々軒等の増築を行う。
50歳の記念として九条尚忠公より「精中」の号を授かる。
前田家や松平(久松)家のみならず、松平家出身という関係から尾州徳川家から300石を賜り、
太守・徳川斉荘に台子の奥秘を伝授している。
■時代背景
幕末から明治の変動期。
逸早く外国人を迎える為の立礼式を始めとし、
茶箱点を創案する等、新しい時世に即応した裏千家の基礎を固めた。